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医療経済・QOLセンター 第4回セミナー 開催報告

 3月4日(土)に本学にて医療経済・QOL研究センターの第4回セミナーが「わが国における費用対効果評価の試行的導入と今後の展望」のテーマのもと開催されました。講師には医療経済・QOL分野において国内外で活躍されている8名の先生方にお越しいただきました。

 第一部では、特別講演として国立保健医療科学院、医療・福祉サービス研究部部長の福田敬先生より「費用対効果評価の試行的導入から1年を振り返って」のテーマで、医療経済評価の背景、分析方法の概要、費用対効果評価の今後の検討事項について詳細に説明していただきました。

   

 第二部では、「高額薬剤の登場と薬価制度」(ショートセミナー1)について、東京大学の五十嵐中先生(高額薬剤とはどのような薬か)、クレコンメディカルアセスメント株式会社の小林慎先生(薬価制度の仕組み)、国際医療福祉大学の池田俊也先生(高額薬剤が薬価制度改定に与えるインパクト)に高額薬剤の説明・データ提示の必要性、薬価の算定方式、高額薬剤の抜本改革について講演をしていただきました。

      

 第三部では、「費用対効果評価の手法と諸外国の状況」(ショートセミナー2)について、神戸薬科大学の森脇健介先生(QALYとICER)、立命館大学の下妻晃二郎先生(アウトカムとしてのQOL値)、国立保健医療科学院の白岩健先生(諸外国に学ぶ:QALYの活用)、岡山大学の齋藤信也先生(イギリスNICEに学ぶ:倫理的,社会的影響)にQALY・ICERを用いた費用対効果の考え方、QOL研究の方法・用語の理解、NICEの役割・高額薬剤への対応、費用対効果評価導入の経緯について講演していただきました。

         

 セミナーの中では基本的事項や今後の方向性についての活発な討論が行われ、現在、実施されている費用対効果の試行的導入理解の一助になったと思います。今後も本研究センターが医療経済・QOL研究に貢献できるよう積極的に活動していきます。