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医療経済・QOLセンター 第5回セミナー 開催報告

 3月10日(土)に本学にて医療経済・QOL研究センターの第5回セミナーが「わが国における費用対効果評価の試行的導入と今後の展開」のテーマのもと開催されました。講師には医療経済・QOL分野において国内外で活躍されている8名の先生方にお越しいただきました。

 第一部では、特別講演として国立保健医療科学院、医療・福祉サービス研究部部長の福田敬先生より「費用対効果評価の試行的導入の成果」のテーマで、医療経済評価の政策への応用、試行的導入に際しての検討事項、経済評価ガイドラインの必要性について詳細に説明していただきました。

  

第二部では、「費用対効果評価の閾値」(ショートセミナー)について、国際医療福祉大学の池田俊也先生座長のもと、神戸薬科大学の森脇健介先生(ICERにおける閾値とは)、東京大学の五十嵐中先生(諸外国の閾値とそれぞれの考え方)、国立保健医療科学院の白岩健先生(日本の閾値とWTP(Willingness To Pay)を用いる考え方)に医療経済評価の考え方、閾値の決定方法、閾値の根拠について講演をしていただきました。

   

 第三部では、「費用対効果評価におけるアプレイザルをめぐって」(シンポジウム)について立命館大学の下妻晃二郎先生座長のもと、国際医療福祉大学の池田俊也先生(アプレイザルの役割)、岡山大学の齋藤信也先生(アプレイザルにおける社会倫理的考慮)、クレコンメディカルアセスメント株式会社の小林慎先生(本格導入に向けた課題)に臨床効果の判断要素、中医協での議論の整理、企業分析と再分析での差異について講演していただきました。

   

 また、本学前学長ならびに本研究センター設立にご尽力いただきました、高橋榮明先生より総括をいただきました。セミナーの中では基本的事項や今後の方向性についての活発な討論が行われ、現在、実施されている費用対効果の試行的導入の方向性理解の一助になったと思います。今後も本研究センターが医療経済・QOL研究に貢献できるよう積極的に活動していきます。