医療経済・QOLセンター 第7回セミナー 開催報告
3月7日(土)に本学にて医療経済・QOL研究センターの第7回セミナーが「医療経済評価とValue-based medicine」のテーマのもと開催されました。講師には医療経済・QOL分野において国内外で活躍されている4名の先生方にお越しいただきました。
第一部では、特別講演として国立保健医療科学院、保健医療経済評価研究センター、センター長の福田 敬先生より「費用対効果評価導入後の状況と課題」のテーマで、費用対効果評価の詳細について説明していただき、費用対効果評価を制度に活用するためには、適切な手法やデータに基づいた分析が必要であることを講演していただきました。フロアからも多くのご質問やご意見をいただき、活発なディスカッションが行われました。
第二部では、「Value-based medicineの発展に向けて」(シンポジウム)について、横浜市立大学の五十嵐 中先生(Value-based medicineの考え方と手法)、クレコンメディカルアセスメント株式会社の小林 慎先生(製薬企業に求められるValue-based approach)、岡山大学の齋藤 信也先生(医師に求められる役割と期待)に講演をしていただきました。フリーディスカッションにおいても、医療職や企業の方など、幅広い分野からのご質問やご意見をいただきました。
本セミナーは今回で7回目を迎えましたが、参加者層も他分野にわたり、年々、本分野への関心が高まっているように感じます。今後も本研究センターが医療経済・QOL研究に貢献できるよう積極的に活動していきます。